東海支部の活動について

新聞掲載記事

更新:2011/12/27

弁理士との上手な付き合い方

 誠実に相談しましょう。そうすればその弁理士も誠実に対応してくれます。お互いに信頼関係を構築することが重要です。
 次に示すような場合、弁理士に相談に行くことをお勧めします。

弁理士にいつ相談をすれば良いのか?

技術開発又は商品開発をしようとするとき

 弁理士の仕事は出願の代理だけではありません。開発技術の周辺又は同業者の先行出願情報に関する特許調査をしなくてもよいのか、その調査結果を如何に開発に活かしてゆくのか等について相談をしましょう。

技術アイデアを考えたとき

 その発明・考案が出願に値するか否か、出願の際の注意事項は何か、特許出願か実用新案出願か意匠出願かいずれが好ましいのか、先行技術の特許調査が必要か否か、出願をすれば特許されるか否か等について相談をしましょう。

物品のデザインを考えたとき

 意匠出願をすべきか、意匠出願の際の注意事項は何か、物品の創作保護の観点から意匠出願か実用新案出願か特許出願かいずれが好ましいのか、先行の意匠調査が必要か否か、出願をすれば意匠権が取れるか否か等について相談をしましょう。

商品又はサービスのネーミング・ロゴマークを考えたとき

 希望するネーミング等がもともと登録できないようなものか否か、先行の類似商標調査をするか否か、出願をすれば登録が受けられるか否か、出願対象の商品・サービスの区分を如何にするか、そのほか出願の際の注意事項は何か等について相談をしましょう。

外国で権利を取得したいと考えたとき

 技術やブランドに国境はありません。そして、特許権・商標権等は各国で独立しており、制度も各国で異なっています。どの国へどのような方法で出願するのか、希望の外国への出願の際の注意事項は何か等について相談をしましょう。

権利に争いが生じようとするとき又は争いになったとき

 (1)他社から警告書が来た場合、(2)自社特許の類似品を見つけた場合、(3)他社特許権・商標権等を無効にしたい場合、(4)特許庁の最終の判断である審決を取り消したい場合、(5)特許権等の侵害で裁判に発展しそうな場合等は、相談をしましょう。

他人の権利を侵害しているのではないかと心配なとき

 特許権に係わる特許発明の技術的な範囲がどこまで及ぶのか、技術的範囲に及んで侵害となっているのか否か、他人の登録商標又は登録意匠に類似しているのか否か等について相談をしましょう。

権利を侵害する模倣物品が輸出入されるとき

 特許権、意匠権、商標権又は著作権等を侵害する模倣物品を見つけ、その輸出入を差し止めしたい場合、相談をしましょう。

東海支部が行う無料相談について

 東海支部は平日の午後1時から4時に、知的財産に関して無料相談を東海支部室(電話;052-211-3110)で行っています。また、東海支部主催の行事が行われるときにも無料相談が行われることがあります。

不適切な知的財産商法に注意しましょう

 (1)著作権登録商法(技術や商品名が著作権でも保護できるかの宣伝・広告)、(2)売り込み代行(出願発明を企業に紹介して高額な手数料をとるもの)、(3)ブローカー行為(特許・商標・著作権・ドメインネーム等の使用料を払え、というもの)等に注意しましょう。

日本弁理士会東海支部 副支部長
弁理士 小島 清路