東海支部の活動について

新聞掲載記事

更新:2015/08/31

知的財産経営サロン

   弁理士会東海支部では昨年度に引き続き「知財経営サロン」を開催致します。知財経営サロンは、中小企業の
  経営者と弁理士とが“膝をつき合わせて”行う座談会であり、平成22年年に立ち上げた『中小企業経営者のため
  の知財ゼミ』がその始まりです。これは、中小企業経営者の知財活動に関する啓蒙を図ることを目的として、中
  小企業の経営者数名と弁理士2~3名によるグループディスカッションを行う企画であり、「講師から受講者へ
  のワンウェイ的、一方通行的な講演会ではなく、企業の方々と知財について気軽にかつ活発に意見交換できる場
  を提供する」というコンセプトのもと、運営されておりました。
   その後、『中小企業経営者のための知的財産サロン』に名称を変え、平成25年度からは、その前年から愛知
  県により開催されていた『あいち知財経営塾』を統合して、愛知県との共催で行う『中小企業のための知財経営
  サロン』という企画にリニューアルされましたが、立ち上げ当初のコンセプトはそのまま生きております。
   座学による講義形式のセミナーは世の中に多くありますが、企業経営者と弁理士が膝を突き合わせて忌憚のな
  い議論、意見の交換をすることができる座談会という場は他に例を見ません。参加者からは「知財経営サロンで
  は生きた情報が得られる」というご意見も聞かれました。知財経営サロンでは、弁理士だけでなく同じ悩み、同
  じ問題を抱えている他の企業経営者の意見も聞くことができます。知財経営サロンにご参加いただく方々にはこ
  の「生きた情報」を持ち帰っていただき、企業経営にお役立ていただきたいと考えております。
   昨年度の知財経営サロンは合計で8回開催され、多数の経営者に参加していただきました。毎回テーマを決め
  て20分ほどのミニ講習会を開催し、その後に座談会を行いましたが、座談会ではテーマにこだわらず自由に意
  見交換を行っていただきました。
   取り上げたテーマは、「特許の失敗事例から学ぶ知財戦略」「意匠の成功事例から学ぶ知財戦略」「商標の頻
  発事例から学ぶ知財戦略」「知財契約」などです。このように、特許だけでなく、意匠、商標、さらには契約な
  ど、幅広くテーマを設定しています。このミニ講習会を聞くだけでも知財に関する幅広い知識を得ることができ
  ます。
   また、知財経営サロンでは、個別相談、出張支援というメニューがあります。企業の個別のご相談に応じるこ
  とができ、また、企業に出向いて出張セミナーを開催することが可能です。知財経営サロンにご参加いただけれ
  ば、座談会だけでなく、その他のメニューもご活用いただくことができます。
   本年度の知財経営サロンの開催予定ですが、毎月、第3木曜日、午後5時~7時となっております。知財経営
  サロンの終了後には、懇親会を開催する予定です。懇親会への参加により、弁理士だけでなく経営者同士の親交
  も築くことができます。
   今年度の「知財経営サロン」では、7月16日に、「iPod、燃料電池車に見る特許戦略!」と題しまして
  キックオフセミナーを行いました。第2回以降のテーマは未定となっていますが、参加される方々の意見をご参
  考にさせて頂き、有意義な座談会の進行ができるようなテーマを選んでいく予定です。
   この「知財経営サロン」は、愛知県との共催で弁理士会東海支部が社会奉仕の一環として行っている事業です。
  参加費は無料です(懇親会費は除く)。一人でも多くの経営者の方にご参加いただきたいと考えております。申
  し込みは随時受け付けておりますので、是非、お気軽にお申込みください。

                                 知的財産支援委員会 弁理士 川口 眞輝

キックオフセミナーの風景 キックオフセミナーの風景