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新聞掲載記事

更新:2017/09/29

事業承継と商標権管理

 会社の事業承継やM&Aに当たり、資産、株式、負債等については承継項目としてすぐに思い付くと思います。こ
こで、知的財産の点から商標権も加えてください。
 商標(マーク)は商品名等として日々の営業活動と直結します。長期間の商標の使用に応じて、商品やサービスと
商標が強く結び付き、あのマークはこの会社という具合に認識されるようになります。つまり、商標は商品やサービ
スのブランド価値を高めるための重要なアイテムとなります。商標権の保有は競合他社との差別化の上で非常に有効
です。
 商標権は十年ごとに何回でも更新できます。また、事業承継と連動して移転、その後の永続も可能です。そうしま
すと、商標権の維持と管理が大切であることに異論は無いはずです。
 これほどまでに大切な商標権ですが、意外にもおろそかになっていることが多いです。現在の商標権の状態を確認
してください。(一)商標登録を受けた時点と現在では、商標自体の内容、商品等が異なっている。(二)現在商標
を使用しているものの以前に更新を打ち切ってそのままにしている。(三)そもそも商標出願すらしていなかった。
 これらに該当する場合、新たな商標出願も検討されます。弁理士にご相談ください。

                                           弁理士 鬼頭 優希