東海支部の活動について

新聞掲載記事

更新:2006/10/05

小・中学校に対する日本弁理士会東海支部の活動について

1.始めに
 日本弁理士会東海支部では、平成15年度に教育機関支援機構を立ち上げ、小中高等学校及び工業専門学校・大学に対する積極的な支援を開始しました。実質的な活動は、平成16年4月から行っています。
 従来、小学校から大学に至るまで、弁理士が関与していたことと言えば、弁理士と大学との個人的な繋がりから、大学における知的財産に関する授業を担当する非常勤講師としての関与、あるいは経済産業省等の行政からの依頼に応じて大学や工業高校等に派遣される講師としての関与、程度であり、特に、小中学校における知財教育への関与は皆無といった状況でした。

 このような状況の中で、日本弁理士会東海支部としては、大学や工業高校等への講師派遣等を維持しつつ、小中学校における知財教育(それほど難しいものではなく「発明」を簡単に説明する授業)を開始し、小さなうちから「知的財産を尊重する心」を養うことを目的として前述した教育機関支援機構を立ち上げました。

2.活動状況
 平成16年4月の活動開始後、愛知県教育委員会及び名古屋市教育委員会のご協力を得て、講師派遣した小学校(これを「出前授業」と称しています。)の数は、平成16年度が6校、平成17年度が8校、平成18年度が現時点で9校(申し込みを含む)という状況となっています。県全体の小学校数に対して実施している件数は極めて少ないと思いますが、昨年度まで実施した小学校では概ね好評を博しています。また、対象学年は、5年生・6年生がほとんどです。
 小学校の実績は、上記した通りですが、中学校からの申し込みは、平成16年度から現在まで一校もありません。これは、中学校が3年間と短くしかも高校受験を控えており、正規な授業以外の授業を行う余裕がないからとも考えられますが、この点は、今後我々も考えて是非中学校での「知財出前授業」を行いたいと考えています。

3.小学生に対する実際の授業
 ここで、小学生に対する実際の授業について少し説明します。写真は、平成18年9月9日に長野県塩尻市において実施した授業の様子を示しています。最初に「君も今日からエジソン」というタイトルの授業(45分程度)を行って「発明」、「特許」について簡単に説明しました。また、今回の授業においては、後半に「もの作り工作」の時間を作り、中部大学教授の岡島茂樹先生創作の「ひかり通信工作」を実施しました。子供たちには、前半の授業も後半の工作も興味を持ってもらったようでした。塩尻市の担当者からは来年も実施して欲しいとの要請を受けました。

4.まとめ
 小・中学校に対する日本弁理士会東海支部の活動は微々たるものですが、着実に実績をあげつつあり、今後も児童・生徒の皆さんに少しでも「知的財産を尊重する心」をもっていただけるように継続していきたいと考えています。

日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構
機構長 弁理士 今崎 一司