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バンコクは豊かに/弁理士 守田 賢一

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 タイの首都バンコクもその生活水準は私が初めて訪れた10年前に比べてずっと向上している、と思われます。以下、そう感じる体験を3つ紹介します。
 第1 バンコクの中心に、一周2.5Km程度のランニングコースを備える瀟洒な公園があります。10年前にはそのランニングコースを走るのは欧米人が殆どでした。近年は、特に土日には、暑くなる前の朝早くから老若男女のタイ人ランナーが多く走っています。10年前にはランニング不要の、クーラの無い低賃金の現場で働く人達が多かったのでしょう。
 第2 バンコクには日本料理店が多くあります。その中に日本と同じ味の丼物(味付けや材料、米)をほぼ日本と同じ値段(現地の感覚ではその3倍くらい)で食べられる、日本人御用達の
がありました。最近久しぶりに訪れてびっくりしました。タイ人のおばちゃんに占拠されていたのです(笑)。
 第3 バンコクには高架鉄道があります。バスに比べて運賃がかなり高いので、昔は乗客は欧米人と日本人が殆どで、車内はがらがらでした。それが今や朝夕のラッシュアワーにはものすごく混みます。沿線の会社に勤務するホワイトカラーが増えたのでしょう。

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