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世の中が変われば知財も・・・/弁理士 佐野 朋子

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 「秘密特許」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?特許制度は、出願された発明の内容を広く一般に知らせること(公開)を原則としていますが、この例外として、国が一部の特許を公開しないようにできる制度を、秘密特許制度ということがあります。おもに、軍事転用できる技術などを海外に流出させないために使われます。海外では多くの国で導入されている一方、日本では第2次大戦後の1948年に廃止されていました。このような制度が、日本でも復活することになりそうです。
 去る5月11日に「経済安全保障推進法」が成立しました。法律の4本柱の1つ「特許出願の非公開化」によれば、特定の分野の特許について、他の分野の特許と同じタイミングでは公開されず、外国出願が制限されることになります。
 世の中の変化に合わせて、知財保護のあり方にも変化が求められます。近年は、グローバル化に伴い、知財制度についても国際的な保護を受けやすくする方向の改正が続いていましたが、今回は、これまでとは違う方向の変化といえそうです。いずれにせよ、発明が多くの人々の暮らしを助け豊かにする方向に活かされることを願うばかりです。

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