日本弁理士会東海会

　日本弁理士会東海会では、9月から来年1月まで毎月1回、土曜日午後に名古屋商工会議所ビルにおいて、休日パテントセミナー2023in名古屋を開催いたします。知的財産権制度推進委員会所属の弁理士が毎回交代で正味2時間の講義を担当します。
　知的財産について知ることにはどのようなメリットがあるでしょうか。中小企業の経営者の方、スタートアップ企業を起業される方をはじめ、全ての社会人にとって、自己の知的財産を守り活用していくことや、他人から権利侵害の警告を受けないようにすることが事業展開において重要です。特許庁のホームページに掲載されている「はじめての方へ」というページタイトルから「知的財産権の概要を知りたい方へ」－「スッキリわかる知的財産権」のウェブページを見ると、知的財産権の概要として次のことが説明されています。
　知的財産権には産業財産権（特許権、実用新案権、意匠権、商標権）の他、著作権などの権利が含まれます。特許権は、自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護します。実用新案権は、物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護します。意匠権は、独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護します。商標権は、商品・サービスを区別するために使用するマーク（文字、図形など）を保護します。（特許庁のウェブページにはスマートフォンに含まれる各産業財産権の例が示されています。）産業財産権は、特許庁に出願し登録することで発生します。産業財産権を取得すると、一定期間、新しい技術などを他人が無断で実施（使用）できないようにすることができます。
　これらの内容を基礎として、実際にどういう場合に出願をするのがよいか、出願するにはどのような手続きが必要か、権利取得後はどうしたらよいか、他人が持っている産業財産権をどうやって調べるかなど、もう少し知っておくと役に立ちそうな知識がいろいろあります。休日パテントセミナーでは、そのような知的財産に関する様々なテーマを講師が分かりやすく解説します。
　休日パテントセミナー2023in名古屋の詳しい情報や参加申込要領は、日本弁理士会東海会ホームページの「セミナー・イベント／パテントセミナー」のウェブサイトでご確認いただけます。休日パテントセミナーの会場で皆様にお会いできることを楽しみにしています。