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特許委員会の活動について/弁理士 中野 虎彦

新聞掲載記事
  • 弁理士会

 私は現在、特許制度に関する調査・研究を行う特許委員会に所属しており、今年で2年目となります。

 特許委員会は3つの部会に分かれており、第1部会:日本の特許制度の課題の検討と改善に向けた取組み、第2部会:近時の審判決の動向の調査及び研究と、それを踏まえた会員への有益情報の提供、第3部会:ソフトウェア関連発明等の保護及び権利行使に関する諸問題についての調査及び研究、というテーマ分けがなされています。

 私は、昨年度は第2部会に所属し、サポート要件違反(特許法第36条第6項1号)の拒絶理由に対する有効な反論方法についての検討を行いました。各部会で得られた研究結果は、会員向けの研究発表会(公開フォーラム)や、弁理士会が発行する機関誌(月刊パテント誌)にて、会員に共有されます。

 また特許委員会全体としては、特許庁におけるパブリックコメント募集への対応、特許庁審査官との意見交換会など、様々な活動をしております。

 これらの委員会活動を通じ、私自身、経験し得ない事例に触れることができました。ここで得た知見は、今後の実務にも活かしていきたいと思っております。


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