「30年」/弁理士 三浦 高広
新聞掲載記事- 弁理士会
日本弁理士会東海会は開設30周年を迎えます。私自身も登録から30年が経ち、同じ節目を迎える弁理士として寄稿の機会を頂きました。30年、長くもあり、短くもありました。
東海会は、愛知、岐阜、三重、静岡、長野の弁理士が所属する地域会です。30年前、東海分室から東海支部へと昇格し、4年前には東海会へ名称が改められました。旧中経ビルの一室から始まった活動は、現在では名古屋商工会議所ビルに拠点を移し、会員数も900名を超えるまでになりました。東海地域の産業発展とともに、弁理士の活動の幅も大きく広がったと感じています。
一方で、AIの進展により、士業の仕事も姿を変えつつあります。企業では既にAIを活用し、先行資料調査や発明発掘にも利用していると聞きます。弁理士もAIを上手に取り入れ、業務の質を高めていくことが求められる時代になりました。ただ、人との繋がりを大切にし、発明者の思いを丁寧に受け止める姿勢は、これからも変わらない弁理士の役割だと思っています。AIは便利ですが、誤った情報を示すこともあります。その真偽を見極める専門家としての役割は、むしろ重要になっていると感じます。
これから5年、10年で大きく時代が変わりそうです。時代にしがみつけるか、取り残されるか。はてさて、10年後はどうなっているのやら。